「サットクリヤ」後にクンダリーニを促進させるリラックス瞑想
サットクリヤでクンダリーニを上昇させたならば,その後やっていただきたいのが,「グルプラーナムポーズ」です.
これは,リラクセーションと瞑想の両方の効果があり,サットクリヤとメインで行う瞑想の橋渡しの意味合いがあります.
まず,サットクリヤの後は,思いの外,エネルギーを消費していますので,3分行ったなら3分,5分行ったなら5分と,同じだけリラックスすることが求められます.
【やり方】
サットクリヤの後,正座のまま,額を床に着け,合掌をし(プレイヤームードラ),両腕で両耳を挟みこむようなイメージで,肘から前腕部を床に着けます.
目を閉じ,呼吸はいつもの自然呼吸.
そして,尾てい骨から眉間部の第6チャクラと頭頂部の第7チャクラにエネルギーが流入していくのを感じます.
よくチャクラに関する瞑想の場合,チャクラの色や蓮の花をイメージしなさいといった,イメージ先行型の瞑想が巷にあふれていますが,それは正しくはありません.
あくまでもエネルギー先行型であるべきなのです.
初心者のうちは,エネルギーを良く感知できないので,イメージを強めに使うのは仕方がありませんが,慣れてくれば,エネルギーを感じ取ることに集中します.
例えば,何かしらの運動をした後,心拍が鼓動するイメージをもたなくても,その鼓動が自然と感じ取れるはずです.
クンダリーニヨガもそのように,イメージ(思考)よりフィール(感じる)を優先します.
感じるようになるには,①クンダリーニの強化+②感覚センサーの磨き,が必要になってきます.
いずれにしましても,「サットクリヤ」と「グルプラーナムポーズ」はセットで行うことをお勧めします.
この2つの技法により,第6,第7チャクラに十分エネルギーが行きわたったならば,キルタンクリヤもより容易に行うことができるでしょう.