ヨガ指導者の真の役割とは?

ヨガの指導者は代々“グル”と呼ばれ,それは現在のように単にポーズを指導するインストラクターとは全く異なる存在でした.

具体的には,ポーズの誤りを指摘するかの如く,気がきちんと通っているか,正しい方向へと流れているかを感知し,それを修正する存在でした.

バジャン先生のような“マハン・タントリック”と呼ばれるクンダリーニヨガのマスターは,

さらに弟子たちの修行の場に悪いエネルギー(陰気)が入ってこないようにオーラで保護する役割がありました.

ですので,タントリックヨガも本当は,バジャン先生監視の下でしか行ってはいけないルールでした.

我々指導者も,バジャン先生ほどの役割はないとしても,気の流れや弟子のチャクラの働きに共鳴し,感知できなくてはいけません.

私自身は,いつ頃からこうしたことができたのかは覚えていませんが,少なくとも30才になるまでにはできていたように思います.

体全体で気の張りを感じることもできますが,やはり掌が最もこうしたエネルギーの感受性が強いと感じています.

こぶしを握った状態でもよく感じますので,手が気の触角の機能としては優れている気がします.

実際,歴代のグルも掌を弟子の頭の上にかざしている写真をよくみかけましたし,気功の先生方もやはり掌から気をよく出されています.

いずれにせよ,クンダリーニヨガの指導者はこれができなければ,

弟子がきちんと技法を行えているのかを気の次元で確認することができず,ただポーズを指摘するインストラクターになってしまいます.

具体的には,サットクリヤをはじめとする尾てい骨から生じた体内エネルギー(クンダリーニ)を頭頂部から外へと放出させる系の技法時には,

頭頂部からエネルギーがきちんと抜けているか,通っているかどうかを感知できなくてはいけません.

私のところでは,入門時にスシュムナ(正中線を通るクンダリーニの通り道)の通りを確認します.

また,キルタンクリヤでは,眉間から気がきちんと放出されているかどうかもチェックします.

これらが感じられないと,弟子が体内できちんとエネルギーコントロールができているかどうかを外側からでは判別ができません.

ですので,私のところでは,100%,クリヤやメディテーション,火の呼吸,バンダが,弟子が気の次元で正しく行えているかどうかが判別できます.

これは,一見すると,カルトのように思われてしまうのですが,個人的には電磁場的なものだと認識しています.

例えば,私は心拍や筋電図の測定と合わせて脳波の測定も行うことが多いのですが,脳波の測定中に電話がかかってきたりすると,脳波は大きく乱れます.

これはノイズと呼ばれるもので,脳波などの測定時はこうした外界の影響を強く拾ってしまうのですね.

ですので,大学の研究室や研究所などでは,シールドルームといって,こうした影響が出ない工夫が施されています.

気功のようにエネルギーによる遠隔反応というと,摩訶不思議な感じがしますが,携帯電話が外界に及ぼしている影響と同じようなものなのです.

ですので,クンダリーニヨガの指導は,気の次元で行うとすれば,グループレッスンには不向きなのです.

ただテクニックの手順やポーズの姿勢をなおすという肉体次元ならグループレッスンでも問題なくできます.

今現在,私が紹介制で,やらせていただいているのも,気の次元での指導では,これ以上増やせないと思っているからなのです.

その代わり,私の代わりとなる気の次元での指導ができる指導者の育成に力を入れていきますので,今しばらくお待ちください.

P.S.

ヨギ・バジャン伝のクンダリーニヨガを修行する者が,シープスキンやムートンフリースと呼ばれる羊の毛皮製品をヨガマットの代わりに敷いているのも,

地球の磁場による影響を少なくしてくれる役割があるからという言い伝えがあるからなのです.

私も30代半ばまでずっとシープスキンを使用していました.

その後,自分自身の修行が進んでいくと,ヨガマットでもシープスキンと同じような状態,つまり外界の影響を受けることがなくなり,使用するのをやめました.

バジャン先生が,おしゃっていた「自分自身が一つの立派な寺院のような存在にならなければいけない」ということを少しは理解できたと思っています.

ただ,はじめのうちは,オーラ(第8チャクラ)が未発達なので,シープスキンの使用をお勧めします.

私が,上級者の方以外にキルタンクリヤを指導しないのも,

クンダリーニヨガの技法の中では,めずらしく外から中にエネルギーを入れる技法であり,悪い気も一緒に入ってくるリスクがあるからです.

きちんとオーラに張りが出てから指導すべきなのです.

(実際には,オーラの強化だけでも危険で,別の要素も必要になってきます)

キルタンクリヤで眼球を動かすやり方もご法度です.

これは,私も修行して5年過ぎた28才,29才あたりの頃によくやっていたやり方なのですが,眼球を動かすと,一見,第6,第7チャクラが光り輝いているようにみえる勘違いを起こすのですね.

このやり方であれば,初心者でも光っているように見えます.

ただ,これは実際のチャクラの光ではなく,単なる眼球運動による筋肉の発火現象です.

脳波などの頭部における測定時でも,眼球運動はしないように強く指示されます.

それは,ノイズ(アーチファクト)が強く混じるからです.

↓眼球運動によるノイズです.すごく脳波に影響を及ぼします.単なる筋肉による電気信号です.瞑想中の霊的な効果などではありません↓

(Neuroモリタリング倶楽部さんのサイトからの引用)

実際は,眼球運動による脳波の変化なのに,測定経験が浅いと脳波が変化しているように勘違いをしてしまうのですね.

私も脳波測定に詳しくなければ,きっと今もキルタンクリヤ時に眼球を動かしながら行っていたでしょう.

これは,弓聖と謳われた阿波研造師範が弟子のオイゲン・へリゲルが指のコントロールによって弓を射ようとする小手先のテクニックに走ったことを戒めた境遇にとても似ています.

しかし,辛抱強く,目を閉じ,まっすぐ見つめるように前を向いた状態でも,いつの日か,それ以上に第6,第7チャクラが光り輝く日がくることでしょう.

実際,眼球運動によって光り輝いた場合,本人はチャクラが活性化していると勘違いを起こしますが,私の方には,眉間からのエネルギー放出が感知されません.

こうした間違いを指摘できなくては,真のクンダリーニヨガの指導者とはいえないのです.